有安杏果ちゃんの卒業発表に寄せて

  

明けましたおめでとうございます!2018年の目標は秋山眞緒ちゃんを産むことです!!!2017年も大変お世話になりました!2018年は現場とハロヲタのお友達を増やして、推しを応援できる幸せを忘れずにゆっくりと楽しんでいきたいと思います!今年も自分のペースでゆったりとブログを更新していきたいな~~今年もよろしくお願いします!

本当はハロプロ楽曲大賞のことや2017年の現場総括のことなど…私の心を盗んだ工藤遥ちゃんのことや卒業をした相川茉穂ちゃんのことや、宮本佳林ちゃんのことなどもたくさん書きたかったのですが、わたしの青春ともいえるアイドルグループの件についても踏まえて最近のアイドルに対して思っていることをきちんとを文字にして整理することでこのモヤモヤを切り替えたいないと思い、久しぶりにブログを書き始めています。今の感情のまま正直に自分用に文章に残したいため文章がグチャグチャですが、もしもこんなブログを読んでくださる方がいればとても嬉しく思います!!!!!

 

 

有安杏果ちゃんの卒業発表。卒業まであと5日。

1月15日午後12時。ももクロ好きの友達からの「無理。無理すぎる。」というLINEが届く。その友人からとあるURLが送られ、そのサイトの1番に目についた文字。

ももいろクローバーZ有安杏果ちゃんの卒業発表。その一番の理由が「普通の女の子の生活に戻りたい」だった。

ももクロの杏果が卒業する。しかもあと5日後だ。ハロプロではよくある秋ツアーをもって~…夏のハロコンをもって~…ではない。5日後に有安杏果ももクロと芸能界を引退する。あまりにも急で何も信じられないし、信じたくなかった。嘘であってほしいし、ドッキリかと思ったけど、直筆のメッセージが公式サイトに載った瞬間「終わった」と思った。10周年を目の前にして5人のももクロは1月21日に終わる。それ以降は杏果のいない4人のももクロの始まりとなる。何もそんな急に言わずに、決まっているスケジュールまでやりきって卒業してもいいんじゃないかと思った。でも、卒業発表後に出演したテレビ番組で「ずっと前から悩んでいて、やっと言えることができて今はスッキリしている」と覚悟を決めた表情で清々しい笑顔で前を向いていた。思えば、女優になる夢に挑戦したいと卒業した工藤遥ちゃんも、幼児教育の道に進むためアイドル人生に終止符を打ったももちも、自分をスキルアップさせたい留学の道を選んだ鞘師里保ちゃんも同じ表情をしていた。

 

アイドルにも自分にも永遠はない

応援するファンからすれば、推しの幸せを何よりも1番に願っているし、推しの辛そうな顔なんて見たくもないし、推しがステージでキラキラしている姿を永遠に見てみたい 。でもそんな推しが突然「小さい頃から夢見ていた○○という夢にもう一度挑戦してみたい」だとか「普通の女の子に戻りたい」と言われたときに、ただただ「お疲れさま。今までありがとう」と受け入れる事しかない。わたしが推しに幸せであってほしいと願うのは、"アイドルとして"幸せであってほしいことが大前提にあって、グループを卒業や芸能界引退となると違う違う!ってわがままなのは十分わかっているんだけど勝手に思ってしまう。でもどんなに寂しくても悲しくても辛くてもいつかは受け止めて応援しちゃうんです。嫌いには絶対にならないし、嫌いになれるはずがない。だって推しのことが大好きなんだもん。アイドルとファンは一番近くて一番遠いものであるとまた改めて実感する。今日のコンサートでは「今日も幸せでした!これからも応援よろしくお願いします!」って言っていた次の日に突然「卒業します!」と告げられることもあるし、さようならを言えないまま突然別れが来てしまうこともある。2017年は私が好きだったグループの2人が天国に旅立ちました。私立恵比寿中学松野莉奈ちゃんと、SHINeeのジョンヒョンです。どちらのグループも私の音楽人生を語るには絶対に欠かせないくらいに大好きなグループです。私にできることは2人を絶対に忘れないことと、2人がいたグループをたくさん応援することです。この2人の話をするには私の気持ちが十分にまとまっていないですし、まだもう少し受け入れられるのは時間がかかりそうですが、2人の分も精一杯に生きていきたいです。ありがとう。どうか安らかにお眠りください。りななんもジョンヒョンもずっとずっと大好きです。少し話が変わってしまったのでももクロの話に戻ります。

 

私にとっての"ももクロ"という存在

私がももクロを知ったのは「A&G ARTIST ZONE 2h」という内で放送された「ももいろクローバーの毎日ももチャンネル!」というフロートラジオ番組でした。約2ヶ月ほど続いて、毎日たった10分しかない番組でした。声だけしか聴いたことがない彼女たちが一体どんな子たちなんだろうと気になってYoutubeを見たのが彼女たちを好きになるきっかけ。当時中学生だった私が「行くぜっ!怪盗少女」のMVをみたときの何とも言葉に表せないあのワクワク感はいまだに忘れられない。あの衝撃を超えるアイドルにまだ出会ってないし、もう二度と出会うことはないだろう。それ以来はいわゆるモノノフとして彼女たちを応援し続けていた。田舎に住む学生の私はコンサートに行くことは夢のまた夢の話で、CDを買うのが精一杯だった。音楽番組も雑誌もラジオもできるだけチェックして、そんな私がももクロのコンサートに行けたのは人生で3回。たった3回というよりも3回も行けたことが幸せだった。初めてももクロに会えた時は存在していることさえも嬉しくて、大好きな曲をこの目で見られていることが信じられなくて、めちゃくちゃ号泣しながらみていた記憶が今も鮮明に残っている。2回目は月刊TAKAHASHIで私の大好きな「月と銀紙飛行船」を聴けたのが本当に嬉しくて嬉しくて私のドルヲタ人生で嬉しかったランキング5位に入ってる。でもそのときは杏果が喉を痛めてダンスのみでパフォーマンスだったので5人の「月と銀紙飛行船」をもう生で聴くことはできないんだなと思うとすごく寂しい。そして最後に行ったのがドームツアー。すごく大きな会場で豆粒みたいなももクロをみて雲の上の存在になったことを実感してすごく嬉しくて満足してなんだかそれ以来フェードアウトしてしまい今に至る。でも昔の曲も聴き続けているし、最新曲も必ずチェックしていたり、百田夏菜子ちゃんは私の永遠の推しだし、とにかく私の心の片隅にはももクロがいつもいてくれた。今はハロプロを中心に応援しているけど、女性アイドルを応援する楽しさ、全力で夢に走り続けるかっこよさを教えてくれたのはももクロだったし、私の学生時代の青春を捧げたのは間違いなくももクロだった。ももクロの歌に何度も励まされたのは確かで、ももクロのDVDを見て何度も泣いたこともある。夏菜子ちゃんがもつ言葉のパワーは温かくて力強くて素直でとても不思議なものであった。ももクロは歌でもダンスでももちろん、ももクロ自身が「この5人で」「これからも5人で」と言葉でも、ももクロはこの5人だからこそ成り立っていることをいつも証明してくれていた。

 

 

ももクロが5人じゃなくなる

もうね~~ほんとわたし馬鹿だよね!何度もいろんなグループでも解散や卒業・脱退を経験してきて身に染みてわかっているはずなのにね!ももクロは永遠に5人なんだって勝手に、なんにも根拠なんてものはないのに、安心して信じきってしまっていた。私の中で"5人"といえばももクロだし、今時「ももクロの赤!ももクロの緑!」とか色を言えば顔がパッと浮かぶグループ、こんなにもメンバカラーが浸透している女性アイドルグループはももクロだけなんじゃないかとも思う。ももクロ=5人のイメージはあまりにも強すぎて、実際に5人でのももクロの活動は6年間と長い。5人でいることが当たり前だと思っていたし、5人のももクロが大好きだった。玉井詩織ちゃんの「大人の勝手で集められた5人だけど、本当に奇跡の5人だと思うんですよ」という言葉が本当に大好きで、今思うとその通りだなあと。ただ履歴書の特技の欄にダンスや歌と書いた子たちがなんとなく集められた子たちがいつの間にかこの5人じゃなきゃダメになっていた。年齢も背丈も個性もバラバラな5人の彼女たちが作り出す5人の雰囲気が大好きでね…。ももクロは1人1人卒業するんじゃなくて5人で一緒に解散するんだろうなって思っていた。これから発売される楽曲に杏果の歌声はない。昔の曲を歌っても杏果のパートは杏果の歌声ではない。優しくて温かくて力強くてストレートに胸に響くあの綺麗な歌声を聴ける日は1月22日以降訪れない。

 

 

「お疲れさま」と言ってくれたら嬉しい

杏果は『8年間一緒に歩いてきた皆さんの中に「お疲れさま」と言ってくれる人が一人でもいたら嬉しく思います。』と直筆でメッセージを残しました。こんなにも切ない言葉ある??????? 今やTwitterやブログで1人どころか何百人何千人ものの人の「お疲れ様」という言葉があふれてるよ。この杏果の言葉をみたときに前述したジョンヒョンも遺書に「今まで辛かった。お疲れ様と言ってほしい」という言葉を残していたことを思い出して、すごくすごく胸が苦しかった。

卒業発表をしたその日にももクロ5人が出演した生放送でも『「また帰ってきてね」「もう一度戻ってきてください」と言われるより、今は「8年間お疲れさま」と言ってもらえる方が嬉しいです』という言葉を杏果ちゃんの口から聞いたとき、杏果の出した答えをもう受け止めるしかないんだなと思ったし、それと同時に杏果はアイドルでいることに疲れちゃったんだろうなと勝手に思ってしまった。「有難い話だけどずっと先までスケジュールが決まっててそのために今日はあれをしなきゃ、明日までにあれをしなきゃと考える日々だった」とか、「規則正しい生活をして自由にゆっくりしたい」っていうのももしかしたら杏果は限界に近かったのかなあとも思ったり…あくまで私の勝手な考えなので本当はもっといろんな理由があってのこの決断だと思いますが、生放送のスッキリしてるけど何かまだ隠していそうな表情が何か胸に引っかかる。あのももクロが悲しいのを出そうとせずになんとか明るく元気に振る舞おうとしているのをみるのがちょっと辛すぎた。杏果にはこれからは自由にのびのびといろんなことを楽しんでほしいと心からそう願っている。でもね、ももクロのパフォーマンスを支えて引っ張り続けていたのは間違いなく杏果だったよ。杏果がももクロでいてくれて本当に良かったよ。辛いこと大変なことばかりだったかもしれないけど、杏果が大きな会場でいつもきれいな涙を流していた時、あの時あの瞬間は幸せだったのかな。

 

「普通の女の子」と「アイドル」の違いとは

昨日までは普通の女の子だったのにオーディションに合格したその日からは普通の女の子じゃなくなる。そりゃあステージに立ってパフォーマンスをすることも、お金を払ってチェキや握手をしてくれるファンがいてくれることも、全国飛びまわって応援してくれるファンがいることも普通の女の子には経験することができないっていう大きな違いはある。その分、普通の女の子にはできること、例えば昼まで温かい布団で寝たり、休日友達と買い物に行ったり、自分の好きなように髪を染めたり、学校の行事に参加することがアイドルにはできない。アイドルはお金を貰ってる立場であるし、芸能界という大人の厳しい世界なのかもしれない、アイドルという世界を選んだ自分への代償なのかもしれない。最近そんな言葉では片付けられないくらいに、もっと自由にさせてあげてもいいんじゃないかと思う機会が増えてきたような気がする。平日は学校に通い、学校の後はレッスンやリハーサル。そしてほとんどの土日はライブや握手会。毎日ブログ更新をしコメントにもきちんと目を通す。こんな日常を繰り返していたら体力面も精神面もきついだろうなあ…自分が選んだ道なのかもしれないけど、とにかくアイドルにはもっともっとお休みをあげたい。ゆっくり寝ていっぱい食べて自分の趣味に没頭できる時間あげたい。事務所はアイドルを守ってほしい。ファンはアイドルのことをきちんと理解してあげなきゃいけない。私たちは普通に恋愛をしたり、好きな時に好きなことをするいわゆる普通の人間の生活をしながらも、"アイドル"という存在から夢を見させてもらっている。アイドルは普通の女の子の生活はできないけど、普通の人間に夢や希望を与えてくれている。この不平等な関係性の上でアイドルとファンが成り立っていることを忘れてはいけない。アイドルも本当は普通の女の子。どんなに予防していても病気になることもあるし、休まないと元気にはならない。休みが取れないままきつそうな顔をして毎日活動してくれるより、休みながらプライベートも充実させながら幸せそうな推しに度々会える方が私は嬉しい。例えば夏のハロコンは地方までまわったとしても、冬のハロコンは大きな会場で1回だけお祭り騒ぎで楽しむハロコンとか見てみたい!大きな会場に立つ推しの姿が本当に見たい!公演数を増やして日替わり写真のグッズ売り上げを合わせた方が収益はいいのかもしれないけど、今年は収益よりもアイドルのケアをしっかりしてほしい。もう〇〇に関するお知らせは見たくない。そんなに稼ぎたいならハロメンじゃなくて事務所側がもっと汗水たらして本気で全力で必死に真面目に向き合ってほしいと思うんですよ。でも厳しい世界のなかでそんな甘い事言うなって言われちゃうんでしょうね…う~~ん難しい。忙しすぎても苦しいし、売れなくても苦しいアイドル業界。あれ!だんだんハロプロの事務所の文句になってきたのでこの辺でこの話題はおしまいにします!!!

 

アイドルを応援するということ

アイドルを応援できることは当たり前ではないことをこれまで何度も実感してきました。永遠だとか絶対なんて存在しない。会いに行けるときに会いに行かなきゃって、良く後悔より行かない後悔だって最近はいつも自分に言い聞かせています。アイドル側だけではなくて自分にも何が起こるかわからない。終わりのないものってない。

どんなに現場に通い詰めても、同じCDを複数枚買っても、笑顔の裏に隠されたアイドルの全部を見ることはできないし、もはやそこに介入してはいけない。一生叶うことの一方的な気持ちを、会っている時だけでも報われたと思わせてくれるのがアイドルだ。辛いことの方が多いかもしれないアイドル業界の中で、「ファンの皆さんのおかげ」って言ってくれることを全部真に受け止めて自分たちがアイドルを支えてあげてるとか思ってるオタクにはなりたくない。青春や恋心や時間、簡単には取り返すことのできない犠牲が積み重なってアイドルという偶像が完成する。どんどん成長しているのは本人たちの努力と犠牲が100%に近くて、私たちの応援がほんの少しでも貢献できていたらいいなくらいに思っている。こんなに感謝してもしきれない推しなのに、いつも笑顔で「まおぴんのファンになってくれてありがとう!」って言ってくれる推しが何よりも大好きで、どんな時も全力でキラキラとパフォーマンスしてくれるのが大好きで、毎日ブログを更新してくれて、健康で元気に活動してくれることを本当に感謝して幸せなんだということを忘れてはいけない。アイドルありがとう!!!!!!!!!!!!!

 

大好きな有安杏果ちゃんへ

真面目過ぎるくらいに真面目で頑固で、誰よりもストイックな努力家で、喜怒哀楽がわかりやすい子。身体は小さくても存在感が大きくて、いつも優しい杏果へ。

杏果は22年間芸能界で、アイドルとして、過ごしてきたね。じゃあ普通の女の子を22年間経験してきた人間として何か1つ言うとするなら、普通の女の子の生活も楽しいことでいっぱいなんだよ~~!ということ。何も予定を立てないまま1日をぐうたら過ごすのも、友達や家族と旅行をして美味しいものを食べたり、髪色や髪形を気分で変えてみたり、アイドルじゃ経験できないことや新鮮なことがた~くさん待ってるよ。杏果は1月22日以降5色のペンライトに染まる会場を見ることはできないけど、これからはもっと杏果には素敵な景色を見てほしい。見たこともない綺麗な世界がきっと杏果には広がっているよ。杏果が愛したメンバーはきっと杏果が愛したモノノフが照らすペンライトを目当てにこれからも進み続けてくれるんだと思う。杏果が愛したももクロを私は永遠に忘れないよ。早く帰ってきてね!とかまた歌声が聞きたい!とはもう言わない。これまでファンのために費やしてくれた時間をこれからは自分のために自由に使ってほしい。普通の女の子に戻って、笑顔で自由に幸せに過ごしてね。

 

8年間ももクロにいてくれてありがとう。

本当にお疲れさま。大好きだよ。

 



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